地域貢献活動
Local contribution activities

2019年度の活動

3月20日(月)「もうすぐ2年目ナース」研修をおこないました。

2019年3月20日(水)、「もうすぐ2年目ナース」研修を行いました。

この研修は、就職1年目の新人看護師を対象に「看護基礎教育と地域医療の連携研修」として5年目を迎えました。今年は、「看護職としての社会人基礎力の育て方」の著者でもある聖マリアンナ医科大学 統括執行役員 統括看護部長の高橋 恵さんを講師に招き、「2年目に向かって 社会人基礎力をあげよう」のテーマにしました。10施設から51名の新人看護師が集まりました。研修を終えた方たちからは、「自分の行動やこれからの行動を評価する方法がわかってよかった」、「自分を認めることも必要だと思った」、また「この1年間の自分ができていることや自分に足りないことを考えて、2年目の自分につなげて考えることができた」等の声が聞かれました。看護師2年目に向けて、自分の成長に活かせた研修になったようです。

9月1日 「九都県市合同防災訓練」神奈川県・小田原市合同総合防災訓練
<ビッグレスキューかながわ>

平成29年9月1日(金)防災の日に実施された「九都県市合同防災訓練」神奈川県・小田原市合同総合防災訓練<ビッグレスキューかながわ>に参加しました。

日本列島は、「1995年の阪神・淡路大震災」「2004年の新潟中越地震」「2011年の東日本大地震」など、近年大きな地震を各地で経験しています。

神奈川県をはじめ、埼玉県、千葉県、東京都は、「首都直下地震」や「東海地震」の発生が懸念されています。災害による被害を最小限に食い止めるため、9つの都県市(埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、横浜市、川崎市、さいたま市、千葉市、相模原市)では、毎年合同で防災訓練を実施しています。

今年は、小田原市を主会場として、消防、警察、自衛隊、在日米軍、各関係団体などが一堂に会して、大規模な各種訓練が実施されました。

当日は訓練に先んじて、総理官邸に各閣僚が参集し、神奈川県黒岩知事より、被害状況の報告と政府への救援要請があり、安倍総理大臣をはじめとする全閣僚が参加する政府本部運営訓練も実施されています。(詳細は、首相官邸ホームページ「平成29年度総合防災訓練」を参照ください。)その後、安倍総理大臣をはじめとする関係閣療は、小田原会場に視察にみえました。

 

本校1年生は、「医療救護活動訓練」に傷病者役とその付き添い者として参加しました。災害時には、医師会や歯科医師会等が立ち上げる医療救護所に、多くの負傷した地域住民がやってきます。医師は、けがをした地域住民を診察し、重症度を判定するトリアージを行います。そして、治療の必要に応じて、医師、歯科医師、薬剤師、柔道整復師が協力し、応急処置の実施や緊急度の高い負傷者を病院への搬送する救護活動を行います。

1年生の感想

*トリアージが「赤」判定(生命、四肢の危機的状態でただちに処置が必要な状況)の負傷者役で、参加した。医師の判断力と他のメンバーとの連携がとても早く驚いた。もっとコミュニケーション力を磨きたいと思った。

*負傷した役で参加し、患者の視線で見ることができた。実際の災害時には、もっと混乱するし、不安や心配でいっぱいであると思う。そのような人たちをケアできるようになりたいと感じた。

*授業で学習した単語が出てきて、少し知識がついてきているんだと嬉しくなった。

*改めて看護師になるんだという実感が強くなった。

*看護学生としての知識はまだまだ少ないけれど、今回の経験を活かし、減災に取り組みたいと思った。

 

本校3年生は、地域住民が実際に体験できる「住民参加型防災訓練」において、「AEDの使い方」「三角巾を使った包帯法」に参加しました。地域住民の方々を対象に、地元消防団の方々と説明を行いました。防災訓練の目的である住民一人ひとりの防災知識や減災への備えの向上には、定期的に訓練を実施し、「緊急」に備える必要を学んだ訓練でした。

 

3年生の感想

*どの参加者も「災害時、自分にできる事を何かしたい」という気持ちを持っていらした。看護師の知識、技術を活用し、防災の活動に関われたらよいと思った。

*万が一を考えて、真剣に私たちの説明を聞いてくださった。地域とのつながりをこれからも大切にしていきたい。

*地域が一つになって災害に対する対策を行っていることを知り、もっと看護者として、災害時に必要とされる知識と技術を身につけなければと感じた。

 

本校の3年生の2名は、安倍総理大臣と屋内消火栓による放水訓練も実施しました。火事を発見した場合、初期消火はとても重要です。消火器による消火訓練は、校内の防災訓練でも実施したことがありますが、屋内消火栓による訓練は、今まで経験することがありませんでしたので、消防署の方にご指導を頂き、本番を迎えました。

大規模な防災訓練のため、新聞社、テレビ局も取材に来ていました。

自衛隊による「野外炊き出し」炊事支援訓練のカレーライスをいただきました。

自衛隊の皆さん「ごちそうさまでした。」

新人看護師応援プログラム

2010(平成22)年度から、新人看護職員の卒後臨床研修の努力義務化が法改正により規定されました。新人看護職員を迎えるすべての病院等で新人の看護実践能力の向上と早期離職予防のため研修が行われています。

本校では、「地域医療と看護基礎教育の連携事業」として、地域の医療施設に就職した新人看護師をサポートする活動を行っています。

卒業生の神奈川県西地域医療への就職割合

本校では、神奈川県西地域の保健・医療・福祉に貢献できる倫理観に基づいた判断力を有する看護の専門職者の育成を目指しています。

卒業生の神奈川県西地域医療への就職割合(2022年度実績)52.4%

※過去5年間の実績は「資格・就職」のページをご参照ください。

図書室の利用

本校の卒業生および調査・研究等を目的とする小田原医師会関連施設の医療従事者等本校が認める方もご利用できます。 (一般開放は行っておりません。)
卒業生以外の方は、所属先の担当部署の紹介状または、身分証明書が必要です。

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