保健師助産師看護師学校養成所指定規則の一部を改正する省令(令和2年文部科学省・厚生労働省令第3号)が公布され、新しいカリキュラムによる看護教育が令和4年度入学生から適用されます。これに伴い、教育課程を変更いたします。カリキュラムの改正に伴い、本校の教育理念・教育目標等の見直しを行いました。 少子高齢化が一層進み、療養の場の多様化や地域包括ケアシステムの推進から、看護職が中心となり、多職種と連携して保健・医療・福祉を提供する能力が求められています。これまで、本校が掲げてきた教育理念・教育目標をもとに変化する社会及び地域の人々のニーズに対応できる看護職を引き続き育成していきます。 |
教育理念
看護職の育成により地域に貢献する。
設置母体である小田原医師会は、「この地域に住んで良かったと思えるような医療環境の実現」を目指しています。住み慣れた地域で人生の最期まで、その人らしく、居心地よく暮らせる社会の実現には、看護の力が非常に重要です。地域に暮らす人々の生命と健康を支える力のある看護職の育成をします。
教育目的
生命の尊厳を基盤とした豊かな人間性を形成し、変化する社会および地域の人々のニーズに
対応できる看護職を育成する。
教育目標
1.人間の生命や尊厳を尊重し、思いやりの心を持てる。
2.グローバル化する社会および地域を理解し、専門職としての看護の役割がわかる。
3.地域社会への関心を深め、より健康的な暮らしができるように支援することができる。
4.看護に必要な知識と技術を習得し、一人ひとりの対象の状況に応じた看護が展開できる。
5.社会人基礎力を身につけ、看護師としての自覚と責任を持ち行動することができる。
卒業期に期待する学生像
1.人間の生命や人間としての尊厳と権利を尊重し、看護の対象者一人ひとりを信頼して
尊敬した思いやりの気持ちが身についている。
2.専門的知識・技術の習得に努力し、安全で倫理に基づく問題解決に向けた臨床判断能力や
応用能力が身についている。
3.多様な価値観を尊重し、多職種の役割を理解することで、地域に貢献できる専門職として
連携・協働する力が身についている。
4.好感の持てるコミュニケーションスキルとマナーを習得し、望ましい専門職業人としての
態度や積極的に人間関係を築く力が身についている。