おだわら看護専門学校は、「地域の力で育ち、地域の力になる」をコンセプトにカリキュラムを構築しました。
日本の医療構造は、少子高齢化社会を背景に、地域へシフトしています。地域の暮らす人々の生命と健康を支える力のある看護職の育成が重要です。それだけでなく、グローバル化、ITの活用などの社会変化に伴い、医療は転換期を迎えています。そういった変化にも対応できる人材育成にも力を入れたカリキュラムとなっています。
1年次 42単位 1125時間 地域における様々な現場で活躍する看護師になるための基礎作りをします |
基礎分野 ICTの強化とともに、論理的思考力を育成し、人間および地域・社会の理解を します。 ・論理的思考Ⅰ ・情報科学 ・人間関係論 ・心理学 ・家族関係論 ・法律の基礎 ・文化人類学 ・地域と暮らし ・保健体育 |
専門基礎分野 解剖生理学を基盤に、からだのメカニズムや疾病の成り立ちを理解します。 ・解剖生理学Ⅰ ・解剖生理学Ⅱ ・解剖生理学Ⅲ ・解剖生理学Ⅳ ・臨床生化学 ・微生物学 ・病態生理学 ・疾病と治療Ⅰ ・疾病と治療Ⅱ ・疾病と治療Ⅲ ・疾病と治療Ⅳ ・疾病と治療Ⅴ ・生涯発達心理学 |
専門分野 基礎的な看護技術とともに、対象や活動の場に応じた看護の概要を 理解します。 ・看護学概論Ⅰ ・基礎看護技術Ⅰ ・基礎看護技術Ⅱ ・基礎看護技術Ⅲ ・基礎看護技術Ⅳ ・基礎看護技術Ⅴ ・基礎看護技術Ⅵ ・地域・在宅看護論概論 ・地域・在宅看護論Ⅰ ・成人看護学概論 ・老年看護学概論 ・老年看護学Ⅰ ・小児看護学概論 ・母性看護学概論 ・精神看護学概論 |
臨地実習 地域で活躍する看護職の活動を見学し看護への関心を高め、 学習した技術を実践します。 ・統合実習Ⅰ ・基礎看護学実習Ⅰ |
2年次 41単位 1050時間
既習の学習をふまえて看護の対象や活動の場に応じた専門的な看護を学びます。 |
基礎分野 論理的思考を強化し、問題解決能力の基盤作りをするとともに、 地域の理解として国際社会にまで発展させます。 ・論理的思考Ⅱ ・教育学 ・国際社会の理解 |
専門基礎分野 保健・医療・福祉を支える社会の仕組みとともに、 多職種連携に必要な基礎知識を理解します。 ・臨床栄養学 ・臨床薬理学 ・臨床判断応力の基礎 ・社会福祉と社会保障 ・保健医療システム論 ・公衆衛生学 ・カウンセリングの基礎 |
専門分野 看護の対象の発達段階や健康の段階、また看護活動の場に応じた専門的な看護を 理解します。 ・看護学概論Ⅱ ・臨床看護技術Ⅰ ・臨床看護技術Ⅱ ・臨床看護技術Ⅲ ・地域・在宅看護論Ⅱ ・地域・在宅看護論Ⅲ ・地域・在宅看護論Ⅳ ・成人看護学Ⅰ ・成人看護学Ⅱ ・成人看護学Ⅲ ・成人看護学Ⅳ ・老年看護学Ⅱ ・老年看護学Ⅲ ・小児看護学Ⅰ ・小児看護学Ⅱ ・小児看護学Ⅲ ・母性看護学Ⅰ ・母性看護学Ⅱ ・母性看護学Ⅲ ・精神看護学Ⅰ ・精神看護学Ⅱ ・看護の統合Ⅰ ・看護の統合Ⅱ ・看護の統合と実践Ⅰ |
臨地実習 問題解決思考を用いながら、根拠に基づいて看護を実践する基盤づくりを します。 ・基礎看護学実習Ⅱ ・成人看護学実習Ⅰ ・老年看護学実習Ⅰ ・統合実習Ⅱ |
3年次 21単位 825時間 今まで学んだ知識と技術を実習で活用し実践能力を高めます。 |
基礎分野 医療現場で多様化する対象者に対応するために求められるコミュニケーション能 力を育成します。 ・医療英語 |
専門基礎分野 現代社会における医療の課題を考察しながら、自分のキャリアを デザインします。 ・現代医療論 |
専門分野 卒業後に看護師として働くために必要な技術・態度・社会人基礎力を磨きます。 ・地域・在宅看護論Ⅴ ・看護の統合Ⅲ ・看護の統合Ⅳ ・看護の統合と実践Ⅱ |
臨地実習 各専門領域の知識に基づいて、地域にある各実習施設において看護を実践し、 卒業時に到達すべきレベルの実践力を身につけます。 ・地域・在宅看護論実習 ・成人看護学実習Ⅱ ・成人看護学実習Ⅲ ・老年看護学実習Ⅱ ・小児看護学実習 ・母性看護学実習 ・精神看護学実習 ・統合実習Ⅲ |
教育の特徴
早期から取り組む国家試験対策と学習支援
1年次から取り組む国家試験対策は、本校の看護師国家試験合格率の高さの裏付けと言えます。その学習は、看護師国家試験の合格だけでなく、卒業してからの知識の引き出しの充実や助産師学校などの進学にも役立っているのです。
看護学におけるすべての領域に専任の教員を配置し、専門的な指導を行います。臨床経験も教育経験も豊富な本校の専任教員だからこそ、学生個々のモチベーションを上げ、着実に力が付くようサポートしています。
また、学生が学習環境に適応し、スムーズな修学ができるよう、クラス担任制を設けて
学生生活を支援しています。担任以外の教員も身近な相談役として、学生の成長を支援しています。
恵まれた施設実習と「地域」に密着した実習で力をつける
実習施設の多くは、本校の卒業生が多数活躍しています。先輩たちのいきいきとした姿を間近に感じながら学ぶことができます。主たる実習施設の1つ「小田原市立病院」は、本校の目の前(歩いて1~2分)にあります。「実習を終えたら学校の図書室へ」も可能です。
これからの看護師は、「地域や暮らしを理解する能力」が求められます。そのため、実習施設は人々の健康ニーズの多様化と看護活動の場が拡大していることに対応し、医療機関、保育施設、福祉施設などを確保しています。本校の地域特性や豊かな学習環境を活かし、地域の様々な世代の人との関りや多くの体験を通し、実践的に学ぶことができます。
本校の実習エリアは、小田原、箱根、真鶴、湯河原など神奈川県西部地域が中心です。看護の学習の大きなウエイトを占める実習において、時間的、経済的にも大きなメリットと言えます。
優れたキャリアと実践力のある講師陣
医療機関の第一線で活躍する医師や専門看護師・認定看護師などの授業が受けられます。また、看護や医学の教科書・参考書を書かれる日本でトップクラスの講師の協力を得ることにより知的な好奇心を刺激し主体的に学べるカリキュラムを構築しています。